蟻赴羶

  ―Τα μυρμήγκια πάνε στο ψοφίμι―

部婁に一条の溝壑

時計は秒針がカチカチ言うタイプ、十九です


そして風邪をひきました。
エイプリルフールだからではなく実話です。
神仏に誓って真です。ハイ。
インフルエンザではないそうで。医者行ったもん。
前にも言いましたが冗談は言っても嘘は吐きません(多分)

それはそうと某8時51分22秒さんの3/31の記事を見て、
「婚」の字にそんな意味があったのかと思ってしまいました思春期。
雄として生まれた以上興味は無い訳ではないのでーす。
違うものの興味の方が圧倒的に強いですがそれは割愛。

長くなるから続きを読んでね。


まず新漢語林を参照してみましょう。

【婚】 女部8画(総画11画)  同字:㛰(女偏+昬(民の下に日))
常音:コン
字義:えんぐみ。よめとり。むことり。
   また、縁組みする。夫婦になる。「婚礼」「結婚」
解字:形声。女+昏(音)。音符の昏は、日ぐれの意味。
   結婚式が日ぐれに行われたことから、えんぐみの意を表す。

そして漢字源。

【婚】
コン(呉)(漢)
意味:①[名]婿入りや嫁入り。縁組。
   ②コンす[動]結婚する。
和訓:くながい・こん-する・よばい
解字:会意兼形声文字。昬(民の下に日)は
   「日+民(目が見えない)」の会意兼形声文字で、
   何も見えない暗い夜の意。民の転音がコンの音をあらわす。
   唐の太宗李世民の名を忌んで、字体を昏と改めた。
   婚は「女+昏」で、古代は夜暗くなって結婚の式を
   営んだので昏(くらい)を含む。

あれ、アレ要素は含まれませんね。
という訳でソレは国訓(国義とでもいうのか)らしい。

最後に広辞苑で「婚」の字の訓を調べると・・・

くながい【婚】クナガヒ
(一説、クナカイ)くなぐこと。交合。まぐわい。
日本霊異記(上)「天皇、后と大安殿に寝て―し給へる時」

よばい【婚】ヨバヒ
(ヨ(呼)バフの連用形から)
①求婚すること。言い寄ること。
 古事記(上)「さ―にあり立たし―にあり通はせ」
②(「夜這」と当てる)夜、恋人のもとへ忍んで行くこと。
 相手の寝所へ忍び入ること。

ま・く【枕く・婚く・纏く】
①枕とする。
 古事記(上)玉手さし―・きもも長に寝(い)をし寝(な)せ」
②(後にマグとも)抱いて寝る。共寝をする。結婚する。
 古事記(中)「誰をし―・かむ」。
 宇治拾遺物語(9)「人の妻―・くものあり」

みと-あたわ・す【婚はす】・・アタハス
(トは入り口。陰部の意。アタハスはアタフの尊敬語)
交合なさる。結婚なさる。
古事記(上)「先の期(ちぎり)の如く―・しつ」

こんな言い方だとなんか上品に感じる・・・!
さすが美しい言葉の国だニッポン!


関係ないが何故か「尸」が部首の字に下ネタが多い。
常用字だと「尿」「屎」「屁」「尻」とか。
表外だと「𡱖(尸+朱)」=つび・くぼ(女性器)とか
「𡲰(尸+徐)」「屄(尸+穴)」「𡲚(尸+酋)」=女性器とか
「屪(尸+寮)」「㞗(尸+求)」「屌(尸+吊)」=男性器とか
「屙(尸+阿)」=トイレに行く、「𡱥(尸+夋(俊-人))」=赤子の陰部、
「𡳞(尸+粦(燐-火))」=陰部、「𡳄(尸+啚(圖-囗))」=あな・しり、
「𡱂(尸+兀+几)」「𡱑(尸+(能-匕匕))」「㞓(尸+旨)」=しり。

僕が見つけた限りこれだけありました。すげぇ。
たまには下ネタに走るのもいいよね!(
因みに「𡱡(尸+耳)」「𡱷(尸+耴(輒-車))」に「した」「しも」の訓があった。
改めて𡱷ネタに走るのもいいよね!

なんで尸に下ネタが多いか分からないが、
「尸」が人体を表してたり、
実は「尿」とかに含まれる「尾」が原因っぽい。
「尾」が変形すると「犀-牛」の形になって「尿」は
「(犀-牛)+水」で成る字だったらしい。
尾は「交尾」に含まれるようにそういう方面の意味もある。
大体は「尸+何か」だけど一部「尾+何か」だったりした。
よくわからないがこういうことかな。

エロース万歳。